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大武仏

2009-03-15やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」-5

やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」-5

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柳生二蓋笠_index

元スレ:やる夫で紹介する歴史伝奇


457 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 00:44:20.32 ID:cf8nfIM0

                    (二二二ニ/二二ニ/二|二二ヽ二ヽ二ニニ)
                    //_/__//_/__//_/| |ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
                   //_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
                   //_/__//_/__//_/__| |_ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽ
   二二二ニ/二二ニ/二二二//_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ
   //_/__//_/__//_/__///_/_//_/__//_/_ | |___ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
  //_/__//_/__//_/__//○====○====○======.○=====○===○===○===○ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
  //_/__//_/__//_/__//_|   |┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬|__|_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
 ○====○====○====○===.|   |││││││││││││││││||  .||===○===○===○===○===○
                  |   |││││││││││││││││||  .||
                  |   |┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴|| 柳 ||
                  |   |┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬|| 生 ||
  ___________|   |││││││││││││││││||   ||____________
  \/\/\/\/\/\|   |││││││││││││││││||   ||\/\/\/\/\/\/
  /\/\/\/\/\/|   |││││││││││││││││| ̄ ̄|/\/\/\/\/\/\
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄``````````````````````````````` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

      / ̄\
     |     |     ∩_
      \_/    〈〈〈 ヽ
      _|___   〈⊃  }
     /:::\:::/::\   |   |   これ、彦左衛門が参ったぞ!
   / <●>::::::<●>\  !   !  但馬殿はおられるか?
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l.
  |     |!!il|!|!l|      |  /  「はっ、只今!」
  \     |ェェェェ|     //
  / __         /
  (___)       /

 さて、柳生屋敷へ到着した彦左衛門と又十郎。
早速、彦左衛門が来意を告げ、するすると中へ通される。


458 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 00:45:30.42 ID:cf8nfIM0
     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ●)(●     これは義兄上、ようこそ参られました。
   |      (__人__)   …本日は何用で?
.   |        ノ
    |      ∩ ノ ⊃
  /     ./ _ノ
  (.  \ / ./_ノ │
  \  “ /___|  |
.    \/ ___ /

           / ̄\
             |    |
           \_/
             |
         /  ̄  ̄ \
        /  ::\:::/::  \     うむ…本日はの、
      /  .<->::::::<->  \   柳生一万二千石に関わる大事の話をしに参ったのじゃ。
      |    (__人__)     |
      \    ` ⌒´    /   「当家の大事、ですと…?」
       /,,― -ー  、 , -‐ 、
      (   , -‐ '"      )
       `;ー" ` ー-ー -ー'
       l           l


459 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 00:46:59.89 ID:cf8nfIM0
         / ̄\
           |    |
         \_/
           |
       / ̄ ̄ ̄ \
      /   ::\:::/::::\     うむ、実はな、先だって御老中松平伊豆守に
    /   <●>::::::<●> \   但馬守は下手じゃ未熟じゃと申した山男がおっての…。
    |     (__人__)    |
    \     ` ⌒´   /
       ̄(⌒`::::  ⌒ヽ
        ヽ:::: ~~⌒γ⌒)
         ヽー―'^ー-'
          〉    │


          / ̄\
          |     |
     /≡)  \_/ /ミ ヽ
  . /_ノ  ___|___ ヽ_ \
  / /   /::\::::::/::\  \ \    試しに数名に立ち合わせてみれば、
  (  く  ./< >>:::::<<>u\  .> )   これがまあ強いこと強いこと…赤子の手を捻るが如し、というやつでの。
  \  / u  (__人__).    \'./
    ヽ|      `⌒´  u   |/     そこで、伊豆守殿が仰るに…。
      \             /


460 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 00:48:31.41 ID:cf8nfIM0
                   ____
                _,、r'´:::‐、`ヾ‐、`丶、
               /:::::l、:{⌒ヾヽ::ト、:ヽ:::::ヽ
              //!:::i:l:!::ヾ、::::::ヾ::!`ヽ:ヽ:::::ヽ
             〃:!:l::::l!:ト、::::liヽ、:::リ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
             i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:、:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
             l!::!:!:iト:::!:i:j/代トト、l:ハ::升ト!:l::!:!lj    ははは、これは大したものだなあ。
             li::l::N{:ヾVヘ「 ̄` lハ ソr‐テハ!:l/   じゃあ、こうしよう。
             !:l!:ト、l::l{`         !  j川/
             ヾト辷N!      ‐ノ  !:l/     この山男と但馬を仕合させて、
                Yl:ト、    ヾ==r  ノ/     山男が勝ったら、指南役を山男に換えようじゃないか。
               iN \.  ` ニ′/}'
                丨   丶、  /
             ノ ̄´"''‐ 、   `¨´¦
          _rく    /癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
     __,、=T下、``ヽ  /‐''"_, -ヘ|      |
    /「 ̄´  ヽヽ \ ヽ/   ´  _,,厶ヘ       ∧=、、
    |八 \      __/      _,)ヽ___/  ヽ ``=、、
   ∥ \ ! V´ ̄:::::/      _,ノk>、`T!::::::":::\_   ∥
                老中・松平伊豆守


461 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 00:49:54.27 ID:cf8nfIM0
             / ̄\
               |    |
             \_/ 
               |     …と、こう申されたのじゃ。
           /  ̄  ̄ \
     / ̄\/  ::\:::/::  \/ ̄\
     |   /  .<●>::::::<●>  \   | ))
   (( |   |    (__人__)     |   |
     |   \    ` ⌒´    /   |


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)   (…なんだそれ…!?
  |     |r┬-|    おかしいだろ常識的に考えて…!)
.  | ι   `ー'´}
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、


       / ̄\
       |    |
      \_/
        |
      / ̄ ̄ ̄ \
    /   ::\i||i/::\      無論、お主の事。
  /   <->::::::<-> \   そう遅れは取るまいとは思うてはおるが…。
  |     (__人__)    |
  /     ∩ノ ⊃  /
  (  \ / _ノ |  |
  .\ “  /__|  |
   . \ /___ /


462 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 00:51:51.73 ID:cf8nfIM0
                   / ̄ ̄ ̄ ̄ \
                 /          \
                 |             |
                 |             |
                 |             |
                 \          /
                  \ ____/
                       |
                       |
               / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
              /                \
            /                   \
           /      \        /       \        …お互い歳じゃ。
         /       ...::::::\ :::::::::: /::::::..       \     歳には勝てん…!
        /       _ .::::::::::::\:::::::/:::::::::::.. _       \ 
      /      /,..::::::::::.ヽ\:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::::/,..::::::::::.ヽ\     \    「………」
    /      <  {:::::::::::::::::}  >::::;;;;;;;;;;;;;::<  {:::::::::::::::::}  >      \
   /       \ ヽ;;;;;;;;;//::::::::::::::::::::::::\ ヽ;;;;;;;;;//       \
  /                /     i     \              ヽ
  |              /        ∧      ',              |
  |              {        / ヽ     }             |
  |              ヽ___/ __ \___ノ                |
  |                ヽ   ´    `  '                 |
  \                                      /
   \                                    /


463 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 00:54:05.74 ID:cf8nfIM0
         |
     \  __  /
     _ (m) _
        |ミ|
      / _|__\
     / ::⌒:::⌒\     そこでわしゃ閃いた。
    /  <●>::<●>\   ならば、その山男を柳生家の養子にしてしまえばよいのじゃ!
  /    (__人__)  \ 
  |      `⌒´     |  ・・・とな!
  \            /
  /              \


   / ̄ ̄\   て
 /   _ノ  \  そ
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)    (なん…だと…!?)
  |     |r┬-|
.  | ι   `ー'´}
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、


464 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 00:55:24.97 ID:cf8nfIM0
         / ̄\
         |     |
         \_/
        __|__.
       / ::\:::/::\
      / <⌒>::::::<⌒>\     そうすれば、柳生一万二千石に傷もつかぬ…。
    /     (__人__)   \.  せっかくなのでその山男を今、連れてきておる。
     |.      `⌒´     |  …どうじゃ?
      \            ,/
      /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
      / rー'ゝ       〆ヽ
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|
    | ヽ〆        |´ |


        / ̄ ̄\
      /       \
      |::::::        |
     . |:::::::::::     |  …………。
       |::::::::::::::    |   
     .  |::::::::::::::    }    
     .  ヽ::::::::::::::    }     
        ヽ::::::::::  ノ     
        /:::::::::::: く      
-―――――|:::::::::::::::: \ -―,―
         |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)


465 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 00:57:04.86 ID:cf8nfIM0

    / ̄ ̄\
  /:::::::⌒ ⌒\
  |:::::::::(●)(●)|
 . |:::::::::::(__人__)|   …義兄上。
   |::::::::::::` ⌒´ |  老いの身で指南役の勤めは果たせぬとの侮りを受けては、
 .  |::::::::::::::    }   この身の名折れ。
 .  ヽ::::::::::::::    }  
    ヽ::::::::::  ノ    ご希望通り、仕合を受けましょうぞ。
    /ヽ三\´
    |:::::::::::::::: \


466 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 00:58:05.12 ID:cf8nfIM0
          , --────-- 、
        /           \
       /              \
     /   ノ L     .|.  | | | | | | | |\ .|
    ./    ⌒      !、 | | | | | | |  /\
   /             _`'- | | | | | |;-'´:::: \
  |         / / ̄\\:|||||||// ̄\\
  .|        | |. ○ .|  ,|:;;;;::| |  ○ | |
   |         \ \_/ /::;;;;:::\\_//    ただし、柳生流は御留流故、
   .|             ,/    ::|::     \     宝蔵院の管槍にてお相手仕る…!
    |            |     |     .|  
    |            |     |     .|     無論、使うはこの真槍でござる。
    .|             \__/\__/|     もし敗れることあらば、その場で切腹致す!
    |.              トエエエエエイ  .|    
    .|                   '.{| | | | | |.|  }  ./      そのような山男を当家の養子にするなど、
     |                   .{| | | | | |   }  /       有り得ぬ事でござる!
      丶                  .{| | | | |   }  l 
      \                 、`ー一一 ' /
       .\                       /
       /ヽ                /


467 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 01:00:12.22 ID:cf8nfIM0

    / ̄ ̄\
  /:::::::⌒ ⌒\
  |:::::::::(●)(●)|
 . |:::::::::::(__人__)|   ああ、無論それがしが勝てば、
   |::::::::::::` ⌒´ |  その山男は槍玉に挙げてくれるのでその御積りで。
 .  |::::::::::::::    }
 .  ヽ::::::::::::::    }
    ヽ::::::::::  ノ
    /ヽ三\´
    |:::::::::::::::: \

      __|\/|__ パーン
      \      /
      <<      >>
      /      \
       ̄\/|\/ ̄
       / ̄ ̄ ̄\  
      /::- :::: -:: \  
    /  <○>::::::<○>  \ 
    |    (__人__)     |
     \    `⌒´    /
    ノ           \


468 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 01:01:18.16 ID:cf8nfIM0
      / ̄\
      |    |
      \_/
       _|__
     /      \       (こりゃいかん。ちょいと薬が効きすぎたか…)
    /\ :::::: /:::: u \ 
  / <○>::::::<○>    \    あいや但馬殿、しばらく!
  |   (__人__)    u.   |   今、当の山男にも相談してまいる…!
  \ u. `⌒´      /
  ノ           \

 流石に薬が効きすぎたかと、彦左衛門、
別室の又十郎のところへ戻り、相談する事に。


469 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 01:02:49.47 ID:cf8nfIM0
       / ̄\
       |    |
      \_/
        |
      / ̄ ̄ ̄ \
    /   ::\i||i/::\     又よ、えらいことになってしもうた。
  /   <->::::::<-> \   但馬の奴、お前を真の山男と思うて、
  |  u   (__人__)    |  真槍を以って相手するとか言い出しおった…。
  /     ∩ノ ⊃  /
  (  \ / _ノ |  |    とりあえず、槍はたんぽの槍に変えさせるが…。
  .\ “  /__|  |
   . \ /___ /

             ____ __
            'ーr‐‐r、`、 \
          . ‐'  ̄ ̄ ̄ `' 、ヽ.    1
      /.  / :  や  /     \ 、  l |
.      l.  /  __、 == ./___    l i  ノ l    いや、伯父上。
     li   l r' (●)r‐i (●) `ヽ   l レ' /   その心配はいりませんお!
     |li  l ヽ.__ニノ^ヽ....ニニ´-' ,. - '   /
     ヽ`'┴ー(__人__)  -‐‐ ''"´  ,ィ l
      ヽ、_  |r┬-|      _,,.. イ /┘
        >二`ー'´iニ二 --く.∠.__  rー--
 -‐'' ´| rァ-―、-‐/7 7'''ブ ̄`く  \   |
      | ト--‐'ノ | | |  ゝ--‐'ソ ,. -‐'ヽ |
     レへー<.. | | |   >‐ァ'⌒ヽ、-へ|
    (  ))ー、`| | レ''´. -‐ト、   ノノ  〈


470 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 01:04:33.60 ID:cf8nfIM0
             ____ __
            'ーr‐‐r、`、 \
          . ‐'  ̄ ̄ ̄ `' 、ヽ.    1
      /.  / :  や  /     \ 、  l |
.      l.  /  __、 == ./___    l i  ノ l   たとえ真槍が真剣や弓鉄砲に変わったとしても、
     li   l r' (⌒)r‐i (⌒) `ヽ   l レ' /  それを防ぐ術がありますお!
     |li  l ヽ.__ニノ^ヽ....ニニ´-' ,. - '   /  
     ヽ`'┴ー(__人__)  -‐‐ ''"´  ,ィ l    その又十郎の獲物は…!
      ヽ、_  |r┬-|      _,,.. イ /┘
        >二`ー'´iニ二 --く.∠.__  rー-
 -‐'' ´| rァ-―、-‐/7 7'''ブ ̄`く  \   |
      | ト--‐'ノ | | |  ゝ--‐'ソ ,. -‐'ヽ |
     レへー<.. | | |   >‐ァ'⌒ヽ、-へ|
    (  ))ー、`| | レ''´. -‐ト、   ノノ  〈


         / ̄\
         |    |
         \_/
         ___|__   て
       /     .\   そ
      /   .\ :::: /\     な、なんと!?
    /    <○>:::::<○>\  ”アレ”であの但馬の真槍を相手するというのか!?
    |      (__人__) u. |
     \    u.` ⌒´   /
    ノ            \

 又十郎の所望した獲物に驚愕する彦左衛門。
はたして、又十郎が望んだものとは何か!?


471 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 01:05:55.00 ID:cf8nfIM0
        / ̄\
          |    |
        \_/
          |
       /  ̄  ̄ \       はっはっは、但馬殿。
     /  \ /  \    あの山男め、真槍が真剣でも弓鉄砲でも構わぬ、
    /   ⌒   ⌒   \   なにでこようがぺぺーっとあしらってみせようと言いおったわ!
    |    (__人__)     |   さ、はじめられい!
    \    ` ⌒´    /
    /ヽ、--ー、__,-‐´ .\─/☆
   / >   ヽ▼●▼<\  ||ー、.
  / ヽ、   \ i |。| |/  ヽ (ニ、`ヽ.
 .l   ヽ     l |。| | r-、y `ニ  ノ \
 l     |    |ー─ |  ̄ l   `~ヽ_ノ


  / ̄三\
 /;;;; _ノ 三 \
 |;;;;;;;   ( ○)(○)
. |;;;;;    (__人__)  ここまで言われて引き下がれるわけないだろ、
  |;;;    ` ⌒´ノ  武士の面目的に考えて…!
.  |;;;;        }
.  ヽ;;;       }
   ヽ;;;l    ノ
   /    く
   |     \
    |    |ヽ、二⌒)

 又十郎の話を引き受け、但馬守を挑発しまくる彦左衛門。
怒り心頭に発した但馬守、いざ、山男(の風体の又十郎)との仕合に…!


472 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 01:07:57.57 ID:cf8nfIM0
       , -――-、
     /      \
    /::::::::::::::     ヽ
   /::::::::::::::::::     ヽ  (…このわしが、このような仕合などせねばならぬとは…。
   |::::::::::::::::::::::    /   わしには息子が三人おれども、いずれも役に立たず…)
   .|          /
    \        /


        _,. -┬ fニト、
      r'´ 、r | | ,.L |
      |   (_ノ j {. '、\
      |    }‐イ-上 〉. \
      |    ノ´     /)゚o |  (ああ、せめて又十郎の奴だけでも残して修行させておけば…)
     i      r‐‐人__) .|
     ヽ   .ノ ` ⌒´ . |
      i  !,       ノ
      .',  ヽ、 .   /
        \  .     ヽ、
         \      |.i
           |    .   | |

 いざ、山男との仕合となって、
但馬守、心中の悔恨に思わず涙ひとしずく…。


473 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 01:09:36.55 ID:cf8nfIM0

 …今、全てを決める仕合が始まる。


                 / /         .....             ____ __
                ./ /          ....            'ーr‐‐r、`、 \
               / /           ...          . ‐'  ̄ ̄ ̄ `' 、ヽ.    1
               / /           .....      /.  / :  ∀  /     \ 、  l |
              ./ /            .....      l.  /  __、 == ./___    l i  ノ l
     / ̄ ̄\   ./ /             ...     li   l r'´rー`r‐i´ r‐‐、`ヽ   l レ' /
   / \i|||i/_\ / /                    |li  l ヽ.__ニノ^ヽ....ニニ´-' ,. - '  /
   |  (○)(○) .|/ /    \ ,,_人、ノヽ         ヽ`'┴ー--「 ̄|l-‐‐ ''"´   ,ィ l
   |  (__人__) / /      )ヽ    (          ヽ、_  |__.||     _,,.. イ /┘
   |   `⌒´ / /    - <  V S  >           >二j^ーヘiニ二 --く.∠.__  rー--
   |.      / /|       )     て  .... -‐'' ´| rァ-―、-‐/7 7'''ブ ̄`く  \   |
   ヽ     / //      /^⌒`Y´^\    .     | ト--‐'ノ | | |  ゝ--‐'ソ ,. -‐'ヽ |
    ヽ    ./ //                 ...     レへー<.. | | |   >‐ァ'⌒ヽ、-へ|
   /    / / \                     (  ))ー、`| | レ''´. -‐ト、   ノノ  〈
    柳生但馬守                          山男(柳生又十郎)


 果たして又十郎は如何なる手を以って但馬守に立ち向かうのか!?

 そして、この仕合の後の展開や如何に!?


474 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 01:11:24.42 ID:cf8nfIM0
                ,__ , _ 、           _, .._ 、
             _....j|lllll_|lllll_|lョ__      _j|lll|l|llll|:ョ 、
         __uョllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll亡uョllllllllllllllllllllllllョllllllllllllllllョョu_
       _ullllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllF]lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllョ_
     ,,,ョlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll〔ョlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllL_
      ̄ ̄ ̄’ ̄ ̄lll ̄ ̄”'lテ ̄"匸 二 ̄""'lllll_ ̄lllll"、lllll" ̄_]ll厂゙゙"ア''llllllll'、
              ゙゙ゞlll_ _____llll′"lllllL_ `゙lllllj リlr 'lllll!_ョll厂 __llll广
               __;]lllllテllll′    ゙゙''lllllョj ]lllllョェ__,三ニ_jllll广′
              ulll广    ゙lllll       ´~~~~`lllll~~゙lllllニ

            ''l>r   -.._               く''‐ 、
            卜卜  _ノ _冫  _,,-,,_      __  l  l′
           ___l 一-< <_ャーコ「イ 〕     ノ │ ! ||___-..,,_
         ‐ニニ丿 f"│||│ l││ 卜│    /’ ┴‐┤ ゙ ニ---′
           ./  ニ''’ ||_l 〕1 │ l 丿   ノン"゙""`卜 [ ___
           / _」 !"'、 _、:l || I'┐丿   ' ̄  ..---┘ ゙二 .. コ′
          /ン’}│ ''''^j’丿卜卜"´        `''''"│ !
          ̄  〉 l  / /  1 !            │ 」__........--.._
            ││ ..lト′  | ト      ..ッー''‐亡∑ニ---------..ニ
            `ー′     ゝ′      ゙''" ̄
                              __
                         'く''''L  '厂'L__        f'''''y   |!"'Y __....__
          ____..―- 、        ---':'、 L__ f ..ニ--┘      丿 ┴'二?’__二ニ--′
       < ニ---―‐′       "‐''´ ヘJ `コく--..、      ,,l'ン''ゞ1ノ / ゝ │
                        <ニ〔冫 」コエニ‐ 、、    /‐′ ゙゙''ヽ `1__.. 二
                       =ヒコニ厂_一'┬辷―''′      _--r七.. ニ _--ゞ
               _____        ┌^ '七ニ┴、 │         `''に _  〉 卜
    ,,_....----ー‐'‐ 亡ニニ二__ "┐    -..×F「七''' ニ`゙T          ヽ │/ /
    "ー-ー‐‐''"" ̄´    ̄ ̄"      ヽ 't"l "│:l │ ,' ___       ___ ∑/-――'' ̄''┐
                      _----!_ 辷_∑..∑.... ⊥ニ7    に ニ--ー‐''''''" ̄ ̄ ̄"′
                      `'''' ̄ ̄

476 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 01:12:32.64 ID:cf8nfIM0
【登場キャラ】

 柳生又十郎宗冬    : やる夫/∀ガンダム(∀ガンダム)

 柳生但馬守宗矩    : やらない夫
 柳生十兵衛三厳    : ラオウ(北斗の拳)
 柳生刑部少輔友矩  : トキ(北斗の拳)
 丸目蔵人       ...: ダディ
 羽賀一心斎     .....: ガチャピン(ひらけ!ポンキッキ)
 大久保彦左衛門    : オプーナ
 松平伊豆守     .....: 夜神月(デスノート)
 大道寺平馬     .....: 烈海王(バキ)
 高尾畿内       ...: オプー子
 たま           : 西園寺世界(スクールデイズ)
 三右衛門       ...: 伊藤誠(スクールデイズ)

478 名前:やる夫で紹介する歴史伝奇 講談「柳生二蓋笠」 投稿日:2009/12/07(月) 01:14:30.78 ID:cf8nfIM0
 てなとこで終了でアリマス。
本日もお付き合いありがとうございました>皆様

 最後までやるのも手かなー、と思ったのですが、
基本、このスレはあくまで「紹介」なので、今回はここまでということで。
この講談「柳生二蓋笠」は、又十郎こと宗冬の話になる時、たまに引用されるのですが、
あまり書籍に話が載る事もないし、メジャーな講談というわけでもなさそうなので、
結構知らない人が多いみたいなので砂。
というわけで、今回はコイツをチョイスと。

 ちなみに、元ネタはこちらでございます。

 【講談 「柳生二蓋笠」(五代目一龍斎貞丈)】
  http://www.nicovideo.jp/watch/1250225059

 ニコ動なので、人によっては好みがあるかもしれませんが、
今のところ、ここでしか見つけられなかった(というか当方も教えてもらった)ので、
続きが気になるお方は、是非こちらを聞いて頂ければ。
一龍斎師匠の軽妙な語り口は実に愉快でアリマス。
ああいう雰囲気はなかなかテキストじゃ再現しづらいです喃。

 あと、なんで十兵衛が失踪扱いなのとか、
丸目蔵人が宗矩の弟弟子でしかも上州在住ってなんぞやとか、
大久保彦左衛門が宗矩と義兄弟とかどこに論拠があるのかとか、
色々突っ込みどころもあるでしょうが、昔の講談というのはこういうもんだということで、
講談話の真偽の程度を知る一助として捉えていただければ重畳-。

 さて、次こそは「魔界転生」をやりたいところ。
あと、それとは別に、さっさと柳生スレの方も進めねばです喃。

 それではまたまたー。

487 名前:1 投稿日:2009/12/08(火) 22:14:48.04 ID:nSgBXbg0
 どもどもです。
むう、やっぱニコ動を見られない(というか聞けない)方がおられたようで申し訳なし。
つか、Youtubeに上がってたら一番良かったんですが。

 なので、ちょっと例外になりますけど、
そのうち暇な時にでも山場の部分(>>470以降)を作りましょうか喃。
まあ、出版物じゃないし、どこぞで決まった時期に
講演される類のものでもないようですし。

 とりあえず、時期にはあまり期待せずにお待ち頂けましたら重畳ー。

>>484
>勝手ながら、蔵人が但馬守より弱いとは思えない、と蔵人の弟子の流派の地元人としては思う

 その気持ちは自然なものですから、別段「勝手ながら」とは思わんですよ。
例えば、当方も隆慶作品の暗黒宗矩くんを愛でること山の如しを自負するところですが、
それと同時平行に、その評価や作劇手法については色々思うところもあるわけです。
史料を調べてると尚更に。

 「まあ、創作だから」と言ってしまえばそれまでなのですが…難儀でアリマス。


488 名前:1 投稿日:2009/12/08(火) 22:17:59.15 ID:nSgBXbg0
 ちなみに余談ですが、
「戦前だと十兵衛より宗冬の方が人気があった」という話があって、
それを聞いた時の当方の反応といえば、

      ∧∧
∧    < え >
  ヽ.   <  |  >
 ノ |   <  |  >
 ()|   <  |  >
u____つ / !!? >
[_____ U  ̄∨∨
  ノ
ヽr
  ヽ

⌒⌒⌒⌒⌒ヽ
 ____,,,,,,,,,,,ノノ
彡 u. _,ィ      うそくせー
∩-‐●{     なーんかうそくせー!
.し  )rつ
    r=='
.l u. ||
.゙l  l!,=っ
  \. _,f
   \

 という塩梅だったのですが、
今回、ニコ動以外に「柳生二蓋笠」が上がってないかどうか調べてたところ、
戦前、「柳生二蓋笠」の映画の情報がワラワラと。

【大久保柳生二蓋笠(1921)】
 http://www.jmdb.ne.jp/1921/aw002350.htm
【柳生二蓋笠 (1928)】
 http://www.4ureyesonly.com/jfilminfo.asp?n=%E6%9F%B3%E7%94%9F%E4%BA%8C%E8%93%8B%E7%AC%A0?43;%281928%29
【柳生二蓋笠(1936)】 ※ あらすじに最後まで話が載っています
 http://www.matsudafilm.com/matsuda/c_pages/c_e_10j.html
【柳生二蓋笠(1938)】
 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=132794

 あと、映画じゃありませんが、戦中の歌舞伎の演目の一覧でこういうのを発見。

【近代歌舞伎年表京都篇別巻: 昭和18年~昭和22年補遺・索引 - ”柳生”】
 http://books.google.co.jp/books?id=v9rMgqQtGMQC&pg=RA1-PA373&lpg=RA1-PA373&dq=%8B%DF%91%E3%89%CC%95%91%8A%EA%94N%95\%8B%9E%93s%95%D1%95%CA%8A%AA%81@%96%F6%90%B6&source=bl&ots=CO5Vr80_os&sig=I-gO_DdY1UkD5BYJJocphUGXnMs&hl=ja&ei=RusbS7SkPJLs7AOjvpzPDw&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=1&ved=0CAoQ6AEwAA#v=onepage&q=&f=false

 結構な数、宗冬主役の演目(「柳生二蓋笠」「柳生又十郎」「二蓋笠柳生実記」など)が出てま砂。
この中で十兵衛メインっぽいのだと、浪曲で「柳生旅日記」があるくらいですか喃。

 いや、こういうのを見ると、
「戦前は十兵衛より宗冬の方が人気があった」というのは
もしかして本当だったのかしらん、と思ったり。
ふうむ。

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